悪魔のソース〜ポン酢作りにかけた人生

私たち夫婦の仕事は、調味料を作ることです。
この分野で、品質日本一を目指しています。

福岡・博多の地で悪魔のソースというブランド名で、
ポン酢やドレッシングを売り始めて30年。
「当たり前のことを当たり前に」
30年、家内との二人三脚で優しい食品づくりに励みながら、この言葉を繰り返し言い続けてきました。

日々の何の変哲もない日常の食事ほど、
ほっとするものはありません。
このことを大切に思い、夫婦で力を合わせています。

ソース屋人生の始まり

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私たち夫婦は、子供時代を瀬戸内海に面した山口県で過ごしました。
家内の生家は、柳井市で味噌醤油を商う老舗の蔵元。
私は防府市にあった宝酒造に勤めるサラリーマンの家庭でした。

私は大学卒業後、大阪日日新聞社を経て毎日新聞社に入社。
「現場を見なければ記事はかけない」という信念のもと、徹底的に現場を洗い流す独自の取材方法で警察に寝泊りしては事件を突撃取材し続け、家に帰るのは1 週間に1度という激務をこなす日々。

その後、会社を立ち上げるも事業目論見に失敗し、たこ焼き屋と回転饅頭のおやじに転向。新聞記者からたこ焼き屋の親父になった変わり者として話題になりました。

ちょうどその頃、新聞記者時代の警察官僚の知人と会食にでかける機会がありました。
フランスの日本大使館での勤務を終え、帰国したばかりの彼と近況を話し合っていたところ、フランス料理の最新事情を聞かせてくれました。
(→その知人は今でも応援してくれている救急ヘリ病院ネットワーク理事長・国松孝次氏です)

その話のなかで「ディアブルソース」というお肉のソースが話題になりました。
ディアブルというのは、ちょっと憎めない小悪魔、いたずらっ子といったような意味で、ソース自体は、ピリッとした辛味の効いた個性的な味がするそうです。

私の頭のなかで、ピッピッと信号が鳴り響きました。
昔、新聞記者だったころ、スッポンとかマムシとか陰口をたたかれていましたが、自分では、この呼び名 がお気に入りでした。なにしろ、食らいついたら離さないのがスッポンです。「悪魔のソース」と言う名前は、これから未知の仕事に挑戦しようとする私に相応しいように思い、命名しました。

Atacched File 「よ〜し、喰らいついたらはなさないぞ」
何年たっても初心を忘れないぞという願いもこもっていました。

博多んぽん酢をはじめ、
ユマニテで作っているソースの総称はここがはじまりでした。

「悪魔を術中に落としてやるぞ!」
こうしてソース屋人生のスタートです。


「悪魔のソース」を作るうえのポイントは3つ

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かつては身近に豊富にあった美味しいものが、いつの間にか貴重品になりつつあります。
柑橘ミカンの代表ともいえる柚子もその一つです。
九州は柚子農家も多く、なかでも、大分県は、かぼすと柚子で有名です。

今ここで、味覚の原点ともいえる食材に光をあてなければとの強い思いがありました。
子供を含めた消費者に伝統的な味を伝えていく事も大切に思えました。
小理屈をいうようですが、わかりやすく言えば、博多という地域の特性を生かし、新鮮で美味しく、あれこれ便利に使えるものを作りたいと考えました。

こうして生まれたのが、「博多んぽん酢」。
宮崎県日向市の「平兵衛酢(へべす)」が評判高く、ファンがふえました。

もう一つ、願いがありました。「ゆとり」の復活です。
家族別々に食事をする<孤食>や、同じ食卓を囲んでも違うものを食べる<個食>など、健康な食卓が失われました。スローフードという言葉があります。なにか特別な食べ物や食べ方があるように聞こえますが要は、家族そろって仲良く、和やかに食べるということです。

美味しいだけではない、安全な食品を家庭に届ける

「安全」 「健康」は食品業界のトレンド。
安全とか、安心というのは味にごまかしがないこと。
ごまかしがないから生物なのです。

味の問題はなかなか難しく、化学調味料を使い慣れると、それを使わないと物足りなく感じる。無果汁ジュースに慣れた舌は100%果汁を受け付けない。

悪魔のソースは小なりと言えども、オンリーワンです。
腐りやすく日持ちのしないような商品を手がけるバカなヤツは滅多にいません。
けれど、美味しさと安全は車の両輪。どちらが欠けても、食品として機能しない。
品質そのものが「商品」、と考える悪魔のソースの思想です。

「悪魔のソース」を新しい博多の名物に育てたい

「どうしたらあんなに美味しいものができるのですか?」
真剣そうな顔をしてそう聞かれると、半分お世辞だとわかっていても嬉しくなります。

私たちが今、手がけているものは、ずば抜けたものではない。
昔は、どこの家にもあったものです。

調味料を作る立場になって、しみじみ感じるのは、皆さんの「美味しい」という一言が嬉しくて、毎日、たまねぎの皮をむいたり、大根をおろしている。手をかければかけただけ、思いを込めれば込めただけ美味しくなるような気がする。

悪魔のソース「博多んぽん酢」を売り始めて30年。
30年というのは、やっぱり容易ならざる歳月であって、世の中が全部変る中で、悪魔のソースだけ昔のままというのは、いうほうが無理です。時代に合わせて調理法や味付けを変えているのです。

「美味しい」と感じる心の動きは、ひとりひとりに異なり、時とともに移ろう、あいまいで捉えどころのないものです。そんな感覚を追い求め、だれかの「美味しい」を本気で満たそうと思ったら、私たち夫婦の人生をかけるぐらいの覚悟と長い時間が必要でした。

恥ずかしながら、30年、安全な食品づくりに人生をかけたポンコツ夫婦です。
刻んだショウガ、大根おろし、豆板醤の3点セットがドカーンと入って、これまでのポン酢を飛び越えた新しい味。ポン酢ではありながら、ポン酢でない。
 

夫婦二人三脚で作り出した 「とりこになる」悪魔ソース。  よろしければぜひご賞味ください。生産農家まで足を運ぶ頑なに手作業にこだわる理由



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